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ちば中央博メール 2012年12月号 (2012年12月10日発行・第76号)
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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目次
1 お知らせ
2 コラム:中央博の窓
3 イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園 企画展・テーマ展示
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4 研究コラム:研究室から
5 その他お知らせ
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お知らせ
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特別展「ティラノサウルス―肉食恐竜の世界―」の会期も、いよいよ残すところあと
わずか。みなさんもうご覧いただきましたでしょうか? 迫力ある全身組み立て標本
を見ることができる機会は、この先もうしばらくないかも知れません。ティラノサウ
ルス展で大盛り上がりの中央博ですが、このたび、世紀の大発見を発表しました。今
年の春、市原市朝生原の養老川流域、梅ケ瀬渓谷から見つかった化石が、調査の結果
「世界最大級のトド」と認定されたのです。12月8日(土)より本館内で特別に公開し
ています。どうぞお出かけください。
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コラム:中央博の窓-40 「男性よりも女性の方がヤスデ好き?」
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10月16日から開催していた生態園トピックス展「ムカデとヤスデ」が、昨日で終了し
ました。ご観覧くださった皆様、有り難うございました。「ムカデとヤスデは別の生
き物である」「ムカデもヤスデもたくさん種類がいる」ことをお伝えしたくて準備を
しましたが、こんな嫌われ者の展示を見てくださる方がおいでだろうか、との不安も
ありました。しかし始まってみると思いの外好評で、うれしくホッと胸をなで下ろし
ました。アンケートにも「イメージが変わった」「興味がわいた」といった回答がい
くつも見られ、我が意を得た思いです。また、生きたムカデやヤスデをシャーレに入
れておいたところ、興味深げにのぞかれるのは女性の方が多く、男性は尻込みされて
いる方が目立ちました。特に、ヤスデをかわいいとおっしゃる女性が多数おられたの
は意外でした。おっとりとした動きが母性本能をくすぐるのか、ヤスデは男性よりも
女性に受け入れられやすいのかもしれません。
(生態学・環境研究科 主任上席研究員 萩野康則)
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中央博物館本館・生態園
企画展・テーマ展示
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◆特別公開 トピックス展「世界最大のトドの化石が発見されました!」◆
会期 〜12月24日(月・休) 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
内容 市原市内の中期更新世の地層(約90万年前)から発見された、アシカ科鰭脚(
ききゃく)類のトドの顎化石を特別に公開します。推定される大きさは、現
在のトドよりずっと大きく、世界最大級であることがわかりました。この機
会にぜひご覧ください。
会場 千葉県立中央博物館 2階ホール(地学展示室入口付近)
◆特別展「ティラノサウルス―肉食恐竜の世界―」◆
会期 〜12月24日(月・休) 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
内容 恐竜の誕生から鳥類への進化にいたるまで、多様な肉食恐竜の世界を、漫画
やイラストなども用いて詳しく解説します。また、最新の研究成果を元に復
元された、ティラノサウルスの完全な全身骨格「パーフェクト・スタン」は
関東初公開。生きている瞬間を切り取ったかのような、躍動感溢れるダイナ
ミックなポーズに、ティラノサウルスのイメージが大きく変わります。
会場 千葉県立中央博物館 企画展示室及び2階ホール
※入場料:一般800円、高・大学生400円、中学生以下・65歳以上、無料。
●ミュージアムトーク
内容 当館研究員が特別展の魅力を存分に語ります。
12月23日(日) 11:00〜11:30、14:30〜15:00 1日2回 事前申込不要
詳しくはこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=747
◆トピックス展「牧野富太郎生誕150年記念展」
会期 〜12月26日(水) 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
内容 幕末の高知県に生まれ、明治から昭和にかけて一貫して日本の植物学をリー
ドし続けた牧野富太郎博士。博士は、千葉県の植物研究にも多くの功績を残
しています。牧野博士の生誕 150周年を記念して、当館所蔵の牧野博士関係
資料を展示し、千葉県の植物研究黎明期について紹介します。
会場 千葉県立中央博物館 生物展示室前廊下
※入場料:〜12月24日、一般800円、高・大学生400円
12月25日、26日、一般300円、高・大学生150円
中学生以下・65歳以上、無料。
詳しくはこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=749
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中央博物館本館・生態園
当日申し込みで参加できるイベント(12月10日〜1月10日)
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◆講座いろいろ
【考古学講座(3)「房総の弥生時代の始まり」】 講堂
日時 12月15日(土) 13:30〜15:00
内容 房総の弥生時代はどのように始まり、縄文時代とはどう違うのかについて解
説します。
費用 無料
定員 200名(小学生以上)
【環境教育講座 景観を探る2「下総台地の薪炭林化―明治10年代編」】 研修室
日時 12月15日(土) 14:00〜15:30
内容 明治10年代の迅速測図(地図)を出発点として当時の薪炭林の意義を探ります。
費用 無料
定員 30名(中学生以上)
【歴史学講座 常世田薬師の歴史と魅力】 講堂
日時 12月16日(日) 13:30〜15:30
内容 銚子市・常燈寺の歴史と、その本尊「常世田薬師」の特徴を紹介します。
費用 無料
定員 200名(高校生以上)
◆山のフィールドミュージアム関連行事
【山の学校105「落ち葉さがし」】
日時 12月15日(土) 13:00〜16:00
場所 清和県民の森(君津市豊英)
内容 清和県民の森の木のふるさと館周辺を歩き、落ち葉や木の実を観察します。
落ち葉をみると森の木の多様性がよくわかります。幼児でも楽しめる、ゆっ
くりペースの観察会です。
費用 無料、別途保険料50円必要
定員 なし(小学生以下は保護者同伴)
※当日12:30〜12:50に、清和県民の森「木のふるさと館」駐車場にて受付。
事前申込は必要ありません。
【そのほかの12〜1月の講座・観察会の詳細はこちらから↓】
12月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=475
1月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=476
【ミュージアム・トーク(研究職員による展示・資料解説)について詳しくは↓で】
12月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=487
1月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=488
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大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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◆お知らせ
大利根分館は、10月1日(土)から平成25年3月31日(日)までの間、休館しております。
なお、この休館期間中も予めお申し込みいただいた学校等の団体見学に対応してお
ります。展示のほかに、出前授業や「古い道具と昔のくらし」の資料貸出の他、理
科学習の一環として「恐竜の先祖は鳥だった!?」のパネル展示も行っていますの
で、ご希望の学校は当館までご相談下さい。
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大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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◆特別公開「江戸風俗図屏風」◆
会期 平成24年12月19日(水)〜25年1月14日(月祝) 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
内容 菱川師宣筆の同屏風の複製(六曲一双)のうち、春の風景の描かれた左隻を
展示します。
※入館料:一般200円、高・大学生100円、中学生以下・65歳以上、無料。
※休館は月曜日(月曜日が休日の場合は開館して、翌日休館)
詳しくはこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=59
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研究室から・・・13 「外来植物」
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私たちが行った館山の植物調査で環境省から特定外来生物に指定されているナルトサ
ワギクが見つかりました。牧場に侵入した場合に食べた牛や馬が死ぬこともある毒草
です。このナルトサワギクの生育状況を調査したところ、寒さにも、暑さにも、日照
りにも強いけれども日陰になると弱いことが明らかになりました。シロツメクサやク
ズに被われると、新しい芽ばえが生長できないのです。この結果を応用して、ナルト
サワギクを駆除する試験を行っています。一つはシートで地面を被う方法、もう一つ
は生長の早い草の種子を蒔き、ナルトサワギクが発芽する前に日陰をつくってしまう
方法です。まだ結果は出ていませんが、一度侵入し広がった外来生物の駆除はとても
困難です。逃げだして野生化する恐れのある草花を不用意に地植えしないように注意
しましょう。たとえば、園芸店で普通に販売されているランタナやオキザリスの仲間
の何種かも要注意外来生物なのです。
(植物学研究科 主任上席研究員 斎木健一)
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その他お知らせ(開催場所にご注意ください)
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◆平成24年度千葉県立博物館文化セミナー「千葉学講座」◆
日時 12月15日(土) 13:00〜、14:00〜
内容 県立博物館学芸職員による日頃の調査研究活動の成果を発表します。この講
座を通じて、「ふるさと千葉」を再発見してください。
費用 無料
場所 千葉県立美術館 講堂
演題 深い海に暮らす生きものたち(13:00〜)
講師 中央博物館分館海の博物館 主任上席研究員 川瀬裕司
演題 発電のしくみについて(14:00〜)
講師 千葉県立現代産業科学館 主任上席研究員 今関文章
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◆発 行
千葉県立中央博物館
〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
◆お問い合わせは、電話またはFAXでお願いします。
◆大多喜城分館、大利根分館に関するお問合せは各館に直接お電話をお願いします。
◆無断転載はお断りします。
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