千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第76号(154)
配信日時:2012/12/20 09:00
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
           
                    せきはくマガジン
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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第76号(154) 2012年12月20日∞∞
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  もくじ
[1]1月のイベント情報及び1月の休館日について
[2]1月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「醤油の生産と舟運(2)」
[4]季節だより
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[1]1月のイベント情報及び1月の休館日について
●・開館時間 9時開館,16時30分閉館。(ただし入館は16時まで)

★(1)平成24年度出土遺物巡回展 「時空を超えて―市原市ちはら台の発掘ものがたり―」
      市原市ちはら台ニュータウンの遺跡から発見された土器や石器等をとおして,原始
      から中世までの人々の暮らしを紹介します。   
 期  間  11月29日(木)~平成25年1月6日(日) 
     (休館は月曜日,ただし月曜日が祝日の場合は翌日。年末(12/26~12/31)は
      休館。1/1 から開館)
 時  間 9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)                           
 場  所 千葉県立関宿城博物館2階企画展示室                    
 入館料 一般:200円(団体160円),高大生:100円(団体80円)    
     中学生以下・65歳以上:無料

★(2)凧の競演
   江戸角凧や野田市の放鳥計画に伴い鳥凧(コウノトリ)など各種凧を展示します。
 期  間   平成25年1月1日(祝・火)~1月14日(祝・月)
      (休館は月曜日,ただし1/1(祝・火)~1/6(日)は開館)  
 時  間   9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)                           
 場  所   千葉県立関宿城博物館エントランスホール        

★(3)第13回関宿城百景写真展
    関宿城周辺を題材とした写真を公募し,応募作品を展示します。
 期  間   1月8日(火)~2月11日(祝・月)
     (休館は月曜日,ただし祝日および振替休日にあたる場合は翌日。)
 時  間   9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)                           
 場  所   千葉県立関宿城博物館3階多目的室                    
 入館料   一般:200円(団体160円),高大生:100円(団体80円)     
      中学生以下・65歳以上:無料

★(4)博物館セミナー
     当館展示協力員の岩槻秀明氏が「出水が河川敷の植生に与える影響」と
       題して,利根川・江戸川の河川敷に,台風などの大雨に伴い発生する大
       規模な出水が,河川敷の植生にどのような影響を与えているのか,実際
       に観察した事例をもとに紹介します。
  期   日  1月13日(日)
  時   間  13時30分~15時30分
  場   所  千葉県立関宿城博物館集会室
  定   員  30名
  対   象  一般
  受講料   200円
  申込み   12月13日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
           04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(5)郷土食講座「小麦まんじゅうづくり」
      関宿地域で祭事の時に良くもてなされた小麦まんじゅうを地元の方に教わ
       りながら作り,それを試食します。
  期   日    平成25年1月19日(土)・20日(日) 
  時   間    【午前の部】10時~12時
       【午後の部】13時30分~15時30分
  場   所    千葉県立関宿城博物館休憩所
  定   員    各15名
  対   象    一般 
  保険料     50円
  申込み     12月19日(水)9時より電話で申込み受付(先着順)
          04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 

★(6)体験教室「関宿城新春たこあげ」
      新春の青空に凧を高くあげます。
  期   日    平成25年1月5日(土) 
  時   間    11:00~14:00
  場   所    千葉県立関宿城博物館周辺の広場
  定   員    なし
  対   象    一般 
  参加費     無料(凧の持込み可,販売あり)
  申込み     当日の申込み受付 

★(7)関宿城で初日の出をみよう
     当館の4階展望室(天守閣)から初日の出を拝みます。
  期  日   平成25年1月1日(祝・火)
  時  間   午前6時30分~7時30分
  場  所   千葉県立関宿城博物館4階展望室(天守閣)
  定  員   40名
  対  象   一般
  参加費   入館料
  申込み   12月1日(土)9時より電話で申込み受付(先着順)
           04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
        *受付は終了しています。
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 ◆◆◆1月の休館日について◆◆◆ 
  7(月),15(火),21(月),28(月)は休館します。
  平成25年1月1日(祝・火)~6日(日)は開館します。   
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[2]1月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1)博物館セミナー
   当館展示協力員松丸明弘氏が「関宿の歴史-戦国時代から江戸時代の関宿-」と題し
      て講演します。昨年度に引き続く「関宿の歴史」のうち,江戸時代の関宿ついて概観
      します。
   期  日   2月17日(日)
   時  間   13時30分~15時30分         
     場  所   千葉県立関宿城博物館集会室                   
      定 員  30名                                                            
   対 象  一般                                  
   受講料  200円
     申込み   1月17日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)                 
         04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)                     

◆(2)郷土食講座「鷹菜漬け」
    地元の方の指導により,関宿地域で作られている鷹菜を樽に漬けます。
   期  日   2月23日(土)・24日(日),3月2日(土)・3日(日)
   時  間   10時30分~11時30分  
     場  所   千葉県立関宿城博物館休憩所                   
      定 員  各10名                                                            
   対 象  一般                                  
   保険料  50円(別途鷹菜代1,500円)
        *漬物樽(20㍑以上)を持参のこと
     申込み   1月23日(水)9時より電話で申込み受付(先着順)                 
         04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)                     
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[3]せきはく豆事典「醤油の生産と舟運(2)」
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  関東地方における醤油の産地は銚子・佐原などの利根川下流域で,その後の
 野田の江戸川流域,さらに土浦や霞ヶ浦沿岸に広がっていきます。
   銚子・野田における主な醸造者と醸造年は,銚子の田中玄蕃が元和2年(1616),
 同じく銚子の浜口儀兵衛(紀州出身)が正保2年(1645),野田の高梨兵左衛門が
 寛文元年(1661),同じく野田の茂木七左衛門が寛文2年(1662)です。
   銚子や野田に遅れ,土浦では享保元年(1716)に大国屋勘兵衛が醤油醸造を始
 めます。土浦は舟運に恵まれた土地で霞ヶ浦の後背地に良質な大豆・小麦の生
 産地が控えていました。後に「江戸二テモ上品トセリ」と評価されるほど上質
 の醤油が生産されました。
   関東地方の醤油醸造家の販路は,当初それぞれの周辺地域に限られていまし
 た。銚子や野田の醤油が本格的に江戸に供給されるようになったのは宝暦年間
 (1751~1764)です。それ以前は,まだ江戸に移入された醤油の8割近くが,関西
 からの「下りもの」でした。
   関東各地で醤油醸造家が増えてくると,各地で生産高や出荷に関する価格な
 どを統制する醤油仲間が結成されました。醤油仲間は,生産過剰を抑えて品質
 の維持・向上に努め,下り醤油に対抗しました。文政4年(1821)に,銚子組・成
 田組・千葉組・野田組・川越組・江戸崎組・水海道組・玉造組の計8組の業者が
 集まり,関東八組醤油仲間が結成されました。文政7年(1824),関東八組醤油仲
 間は,鹿島講を組織し団結を深め,江戸の問屋に対して荷を送らない積留を行
 い,関東地廻り醤油の値上げを実現させています。
   こうした努力もあって文政5年頃には,江戸に移入された醤油約125万樽のう
 ち,123万樽(約98%)を関東地廻り醤油が占めるようになり,下り醤油は,次第
 に江戸の町から姿を消していきました。    (益子)
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[4]季節だより
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  もう幾つ寝るとお正月という時期になりました。今年は,皆さんにとってど
のような年であったのでしょうか。私は年の始めには目標をつくり今年こそは
と思うのですが,年の瀬には反省しきりです。
  今月も,せきはく豆事典に「醤油の生産と舟運(2)」を掲載しました。今回
で企画展「醤油を運んだ川の道」に係わる連載は終了です。また,企画展にお
いでいただきました方には厚く御礼申し上げます。
 関宿城博物館は,元旦より通常どおり開館します。本年も関宿城博物館をご
利用いただきありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
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